どこの家庭にでもある食品用ラップ。ピンと張ると透明に見えるが、幾重にも重ねることにより半透明に見えることがある。その現象を活用し、クシャクシャに丸めたラップ内に光源を仕込むことで半透明のレイヤーが無数に重なってふんわりと周囲を照らす照明が完成した。消灯時、一見するとただのラップの塊だが“照らす”というシンプルな機能を足すことで日常生活での美しい発見を気付かせる試みだ。
この“日常生活での美しい発見を気付かせる”というコンセプトのもと制作した。